緊急入院時の付き添いと、退院後フォロー受診の付き添い、看護師の活動をご紹介します。
2022年4月に施設入所中の方が、発熱や嘔吐・腹痛を主症状とし施設から救急搬送。
施設からの救急搬送時には、施設職員が付き添いました。ご家族の付き添いができないため、看護師へ連絡があり救急外来での付き添いを行いました。右麻痺と失語症がある患者様です。
救急外来では、検査、処置を行い、状態を担当医師から説明されるまでの時間が数時間となります。
検査の説明や検査同意書の記入、検査などの結果、入院が決定して病棟へ上がるまでも入院時の手続きに必要な書類記載を行いました。
検査の結果、胆嚢炎での炎症が強く翌日に緊急手術となりましたが、無事に順調に回復され施設へ退院。
そして本日は、術後の経過フォローのための受診。
お顔を合わせるのは緊急入院時と本日の2回目でしたが、とてもいい笑顔で元気な様子に安心。
術後経過フォローの付き添いで、病院へ。採血を済ませ診察、炎症反応も落ち着いており胆道系の数値も基準値内、術創部もトラブルなしとのことで、治癒とのことでした。
診察待ちの間に、トイレ介助や、飲水介助もします。今日は暑かったので喉が渇いたと、一気にごくごくとお茶を飲まれてました。
経過が良かったことをご本人も喜ばれ、帰りは大好きな歌でリズムをとりながら大笑いで施設へ帰りました。
施設職員が緊急対応や受診の付き添いなどで持ち場を離れることで施設内での業務が滞ることもあります。
地域で保険外サービスを行う医療者の活動が広まればと思います。地域や施設などと連携しそれぞれの立場で活躍できる事を願っています。
患者様の状態を医師から聞くことや、ご心配されるご家族へ状態を報告する事など医療者としてできる事、もちろん患者様へ付き添って声をかける事や検査の説明や待ち時間に状態を観察し必要なケアをするなども安心感にもつながる事と思います。また、ご依頼者様からも感謝の言葉をいただきましたが、私自身も笑顔を頂けた時間となりました。