JUNA基金について ご利用者様の声
2023.07.27
一般社団法人日本保険外看護サービス協会は非営利団体です。
全国で保険外サービスを提供する医療者の知識・交流を図り、会員の資質の向上と国民の健康増進・福祉の向上に寄与する組織作りを目指しています。
全国で、保険外サービスを必要とする方の利用料の補助金として活用させていただきます。疾患を抱え生活をしている方、介護をしているご家族が安心し過ごせるように寄付金のご支援をお願いいたします。
特定商取引法に基づく表記
ご利用者様のお声
ターミナル期、施設から自宅への一時外泊
~家に帰りたい‼ご本人と家族の思い~
24時間点滴中、酸素療法、血糖値測定、吸引などの医療処置が必要。
息子様からのご感想
父が肺がんの診断を受けたのは2023年6月17日で、後にステージⅣBとされました。6月30日に生検のためK病院に一泊入院をする予定でしたが、その朝から意識が朦朧としており、出かけようとした玄関先で動けなくなって救急車で搬送されました。
▼続きを読む食事をほとんど摂っていないのに糖尿病のインスリン注射をして低血糖になっていたとのことでした。予定していた生検は見合わせとなったうえ、入院生活がズルズルとのびていきました。
一泊入院のつもりだった父にとっては不本意で、いつ家に帰らせてくれるのかと度々聞かれました。
その度に「放射線当てて痛みとるんやって。その準備が〇日後やで」、「放射線当ててから一週間ぐらいは様子見るんやって」などと交わしながら、病院の方と自宅に帰れる方法を模索しました。
K病院では一時帰宅というのが難しいそうで、一旦退院することになり再度入院するということは無理のようでした。自宅で介護することも考えましたが、同居人が母だけのため、母の負担を考えると踏み切れませんでした。
その中で教えていただいたのが、阪南市の玉井病院にある「ゆいの希」でした。「ゆいの希」は自宅から近く、入居すれば玉井先生や看護師さん、ヘルパーさんが度々見に来て下さる上、病院のような制約がなく出入りも自由とのことで、ここだと思いました。
7月25日一旦玉井病院に転院して検査をしていただき、2日後の7月27日に「ゆいの希」に入居できることになりました。
K病院に入院してから玉井病院に転院するまでに一か月近くの日数が経過しており、父の自宅へ帰りたい気持ちは増すばかりでした。
転院に際し玉井先生に「早いうちに一時帰宅させてあげたいが、自宅にいる間に何か起こったときのことを考えると不安だ」と相談したところ、同じ阪南市の「姫田ナース」という方が帰宅の際に付き添ってくださるだろうということで、早速連絡を取ってくださいました。姫田ナースはその日のうちに父の様子を見に来て下さり、「お家に帰りましょう」と父に声をかけて下さいました。そのころ父は声がほとんど出なくなっていましたが、姫田ナースの手をとって嬉しそうに「お願いします」といっていました。
その後も姫田ナースは自宅の下見に来てくださったり、父の帰宅を不安がっている母の話を聞いてくださったり、お忙しいところお時間を割いてくださいました。
一時帰宅は8月5日~6日の一泊の予定で進めておりましたが、8月2日の夜に父の様子をみて、「一日でも早く、8月4日に前倒ししませんか?」とご提案下さいました。予定日が目前に迫っている中での前倒し提案だったので驚きましたが、姫田ナースの行動力に背中を押され、ついに8月4日に自宅に帰ることができました。
自宅に帰れましたが、父は何日も便通がなく数日前から苦しんでいました。お腹が苦しいけど出ないという、がんとは別の苦痛。姫田ナースが父のお腹をさすりながら、「指で掻き出します」とおっしゃいました。摘便して浣腸し、また摘便するという様子は、医療に携わっていない者からすると壮絶でしたが、おかげさまで父は苦痛から解放されました。思いがけず父の穏やかな表情を見ることができ、家族の気持ちも安らぎました。その日は夜通し父の看護をしてくださり、家族はゆっくり眠ることができました。
事前にもう一つ姫田ナースからのご提案がありました。父が毎日通った喫茶店があると姫田ナースに話すと、「一時帰宅のとき、ぜひ喫茶店に寄りましょう。そしてコーヒーを飲んでもらいましょう。」とおっしゃるのです。父がまた喫茶店に行けたらと思いはするものの、本気でそこまでのことは考えていませんでした。しかし姫田ナースに背中を押され、姫田ナースが付き添って下さる安心感があったため、実現することができました。
介護タクシーで喫茶店に到着すると、ママや常連さんたちが入れ替わり立ち代わりタクシーの中にいる父にお顔を見せてくださいました。いつも飲んでいたホットコーヒーを用意してくださっており、満足に飲むことはできませんでしたが、スポンジに含ませて少し吸うことができました。父は声にならない声で朦朧としながらも皆さんにお別れをすることができました。
一時帰宅から5日後の8月10日に父は亡くなりました。 後から思うと最後のチャンスだったのです。最後のチャンスに姫田ナースやゆいの希の皆さまの多大なご協力を得て実現できた帰宅でした。K病院から玉井病院およびゆいの希を紹介していただいたこと、玉井先生から姫田ナースを紹介していただいたこと、奇跡的なご縁で実現できた帰宅でした。
家族としても最期に精一杯のことをしてあげられたと、悲しみの中でも晴々とした気持ちでおります。本当にありがとうございました。
母は姫田ナースに絶大な信頼を寄せております。母に何かあった時にはまたよろしくお願いいたします。
入院中の大阪府~熊本県の病院へ転院
~頼んで良かった。家族だけでは無理でした。~
酸素療法中、尿道カテーテル使用、食事介助や移乗、排泄ケア等が必要。介護タクシー、新幹線を利用し約7時間の移動。
入院中の大阪の病院から、介護タクシーを利用し新幹線4時間乗車し熊本へ、熊本から介護タクシーで転院先の病院へ。
娘様からのご感想
先日は長時間 父に付き添ってくださり本当にありがとうございました。
▼続きを読む看護師としての知識や経験はもちろんですが、私たち夫婦の心配や不安にも寄り添ってくださり その優しいお人柄に お任せして本当に良かったと思っています。
お任せしようと思ったのは最初にお電話いただいた時から感じたことでしたが、転院を無事に終えてさよならする時 父が「あんたもここにいたらいいやんか」と言った時 ご依頼したことが間違ってなかったと思いましたし、本当に転院の付き添いをお願いして良かったって心から思いました。
父に会ってくださったのは面談の日、移乗の練習1回接しただけでしたが、スーツにパンプスなのに お1人で簡単にさっと移乗させて「大丈夫 いけるいける」とおっしゃったのでびっくり、そしてホッとしました。(正直、最初にお会いした時、「こんなきゃしゃな人で大丈夫かしら?」って思ってました ごめんなさい) 熊本に帰りたいのに帰れないというジレンマで父もすごくストレスが溜まってたいましたが、父に優しく接してくださったことや上手に移乗させてくださったので そのわずかな時間で父も気に入ってくれたんだと思います。「ありがとう!お願いします」って。
病院から新大阪に行くまでの介護タクシーの中でも、酸素の管理や父に少しでも揺れを感じさせないように頭を支えてくださったり、駅では孫やひ孫が見送りに来てくれたからと「写真撮りましょう」って言ってくださって、私にしたら無事に父を新幹線に乗せてちゃんと新八代までもってくれるだろうか?っていう心配(主治医の先生から具合が悪くなったら引き返すことや途中下車して救急車とか言われてたので)や段取りのことで頭がいっぱいだったので、なんだろう? ちょっと気持ちをリラックスさせてもらったのかな?と思いました。
新幹線の中では、最初酸素ボンベのアラームがずっと鳴ってたのでもう不安で不安で すぐ神様に祈りました。姫路に着く前には落ち着いてたので、でも、看護師さんは落ち着いておられたので、大丈夫なのかなぁ?ってちょっと疑心暗鬼になってました。でも大丈夫でしたね。
それに、私たちの体のことも気遣ってくださって「私がここにいるから席で休んでてください 何かあったら呼びに行きますから」って言ってもらって、もちろん席に行っても休む気持ちにもなれないんですけどね でもその言葉がとてもうれしかったですよ ありがとうございました。
11時頃ですよね 次に見に行ったら車椅子に移乗させて食事を食べさせてくれてたのでびっくり!しました
すごい!って思いました。あの「大丈夫いけるいける」は本当だったって お弁当を取りに席に戻った時にそのことを主人に伝えたら主人もびっくりしてたし 酸素のアラームのこともあったから「依頼してて良かったなぁ 僕らだけじゃ絶対無理やったで」と言ってました。
食事も父のペースに合わせてゆっくりとまた「〇〇食べる?」「〇〇飲む?」って聞いてくださってたし、食べにくそうだと とろみ剤も調整してくださって完食でしたよね。食後の歯の掃除までしてくださって 至れり尽くせりでした。
少しの時間でも寝かせたり、移乗もまたスムーズにしてくださり 1分の停車時間に無事にホームに降ろすことができて 本当にホッとしました。
病院にも付き添ってくださり本当にありがとうございました。
私もそうですが今回のことがあったので、民間救急も含め保険外サービスについて調べて初めて知りました。
友人たちもみんなもやっぱり知りませんでした。とても勉強になりました。友人にも保険外看護サービスの普及活動についても宣伝しておきます。
ターミナル期 点滴中 病院から施設へ入所
~施設入所のお手伝いと夜間の付き添い~
24時間点滴中 施設入所当日のご様子に心配があり、日中~夜間の環境の変化による、状態観察がないか付き添いを行いました。
娘様からのご感想
先日は、大変お世話になり、ありがとうございました。
おかげさまで、大変助かりました。つい家族で対応しないといけないと思い、無理をしがちなところ、こんなに、よくしていただけることに、感謝しかありません。
意外と知らない人が多いかと思いますので、もっとたくさんの人に、知ってもらいたいな‥と思いました。
色々大変な事も多いかと思いますが、本当に助かる人‥求めている人が、たくさんいることと思います。
どうか、無理のないようお身体に気をつけてこれからも頑張って下さい。
本当に、ありがとうございました。
レスパイトケアでのご利用
~保険外サービスの利用が安心の選択肢となっています~
要介護5、医療的ケア(経管栄養胃ろう、気管切開気管カニューレ使用中で適宜吸引が必要)体位変換などの身体ケアが必要なご家族を、在宅介護されている娘様のご利用。
ご利用例:夕方~夜間など、娘様の外出時にご利用
娘様からのご感想
私は4年間、要介護5の母を在宅介護しております。 在宅介護が始まってからは、日々の身体介助・通院の付き添い・様々な手続きや雑務など、1日の多くの時間 を介護に費やし、介護中心の生活になりました。
▼続きを読む 介護中心の生活を送るということは、時間的な負担だけでなく、体力・精神的な負担を感じることもあります。公的な医療保険や介護保険のサービスは受けていますが、 現実的には、利用時間や利用回数・利用用途に制限があり、保険制度ではカバーできない事がたくさんある と痛感していました。
実際、夜間のケアなどで休む間もなく、1日中目が離せない事もあり、介護疲れや寝不足になる事もありま す。身近に頼れる人がいないこともあり、自分自身の休息を取る事ができない環境でした。
そんな中、保険外の訪問看護サービスの事を知りました。 在宅介護では、家族介護がメインとなり 公的な保険制度だけでは、夜間帯や長時間の休息を確保する事は難しいのが現状です。 その点、保険外の訪問看護サービスでは夜間帯や長時間の訪問看護の利用ができるので、しっかりと自分の 時間を確保することができています。
保険外サービスを活用することで、いざという時に頼れる人がいること、頼れる人が医療者であること、そして制限なく必要な時に必要な時間を利用することができます。
在宅介護は孤独になりがちですが、母と私は安心して介護生活を過ごすことができています。
いつも、家族の要望に対応してくださるだけでなく、母にとって何が必要かを考えてくださり、必要な事を きっちりとしてくださります。
また、保険外の看護サービスでは、母や私と一緒に過ごしてくださる時間が長いので、まるで家族のような 近い存在となり、私たち家族に寄り添って支えていただいているような気持ちになります。
公的な保険サービスと保険外のサービスを併用することで、無理することなく母といい関係性を築いたまま 介護生活を過ごすことができています。
公的な保険サービスだけではカバーできない事もたくさんあるので、大切な家族を支えてくれる選択肢に保 険外の看護サービスがあることが、もっと多くの人に広まってほしいと思っております。
JUNA基金ご利用方法
ご協力いただきました大切な寄付金は、JUNA会員が行う保険外サービスの提供料金の補助金としてご利用させていただきます。
利用対象者条件:JUNA会員提供の保険外サービスをご利用される方で、 医療処置(人工呼吸器、点滴、経管栄養、吸引、麻薬管理など)の管理が常に必要な方。
補助金額:利用料金に対して、一部補助致します。 (寄付金の残額により変動いたします。)
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